一時期は『HKT48旋風』という流行語が生まれるほど人気を博していたアイドルグループHKT48。
元メンバーの指原莉乃さんを中心に自己プロデュースの上手い魅力あふれるメンバーが揃っているという印象さえうかがわせていましたよね。
しかし、いつの間にかその人気はライバルグループでも知られる乃木坂46や櫻坂46・日向坂46に奪われ、最近はHKT48を観なくなった印象も…
では、2021年現在、HKT48のセンターを務めるのは一体誰なのか?
本記事にて直近3曲のセンターに起用されたメンバー、起用理由を調査しつつ、2021年のHKT48 のセンターを考察していきます。
HKT48直近3曲のセンター一覧
HKT48の直近3曲でセンターに起用されたメンバー一覧はこちらです!
HKT48の直近3曲センター一覧
14thシングル『君とどこかへ行きたい』:田中美久さん・運上弘菜さん(W選抜のためセンターは二人)
13rdシングル『3-2』:運上弘菜さん
12ndシングル『意志』:指原莉乃さん
以上が、HKT48がリリースした直近3曲のセンターたちですが、どうしても気になるのは、W選抜という構成を用いた『君とどこかへ行きたい』です。
W選抜を適用した理由やセンターに起用されたメンバーの考察に関しては後ほど掘り下げて見ていきますが、筆者自身Wセンターならいくつも見てきましたが同じ表題曲を2つの選抜メンバーで歌うという姿は今回が初めて。
単純に筆者が知らなかっただけですが、過去のAKB48グループ全体で見ても、STU48が一度だけ『思い出せる恋をしよう』という楽曲で実施したのみで、HKT48のW選抜は2例目。
それだけに、常識を根底から覆す面白い趣向だというのが率直な感想で、こういったアイデアはどんどん出していくべきだと筆者は考えています。
選抜メンバーは16名という固定観念は昔の話であり、それも選抜総選挙だけのシステムで、楽曲によってはメンバーの数も前後していました。
今は、そんな縛りなど気にすることなく、ときに大所帯で、ときに少数精鋭で歌っても構いません。
ぜひ、今までのスタイルにとらわれること無く、2021年らしいHKT48のスタイルにマッチしたセンターを据えて、多くのファンに魅力あふれるパフォーマンスを見せてほしいですね。
『君とどこかへ行きたい』のセンター起用理由
出典:https://www.nishinippon.co.jp/
先程も少し触れていますが、HKT48の14thシングルは、なんとグループ初のW選抜を導入した構成になっています。
2021年10月23日で結成10周年を迎えるHKT48をちょうど半分の5年で区切り、
- 前半に加入したメンバーで『つばめ組』
- 後半に加入したメンバーで『みずほ組』
といったように、JR九州の車両名をモチーフにそれぞれグループ分けして12名ずつ選抜。
最終的には48名がシンクロしていくという形を取っているとのこと…
とはいえ、基本は12名ずつ同じ表題曲を歌うという形式を取っているので、MVは別々に撮っているものの、バージョンを変えるとかではなく同じ表題曲をシングルに2曲分収録しているというのは非常に斬新ですね。
さて、話を戻しますが、この『君とどこかへ行きたい』という楽曲はW選抜という構成を用いているので、当然それぞれのグループからセンターが1人起用。
つばめ組のセンターには田中美久さんが、みずほ組のセンターには運上弘菜さんが起用されています。
では、何故この二人が、それぞれのグループのセンターに起用されたのでしょうか?
まず、田中美久さんがセンターに起用された理由は、
- 1期~ドラフト2期までの中の中心メンバーとして活躍していること
- 本楽曲がJR九州の協力の下、熊本でロケされているので、唯一の熊本出身メンバーであるため起用された。(あくまで1期~ドラフト2期までのメンバーの中での話です。)
といったことが主な要因と見られています。
また、もう一つ理由をあげるとするならば、ベテラン・若手と区切るだけでなく、一つの歴史としてバトンを受け渡す(世代交代)を推し量ることも視野に入れての器用なのだと思われます。
特にバトンを繋ぐという意味合いで、3期生の中からより早く昇格を果たしたメンバーの一人でもある田中美久さんを起用したといわれたら納得できますしね。
2021年に入り、森保まどかさんを始め何名かの1期生が卒業していく中、HKT48も世代交代の波が確実に押し寄せています。
それだけに、うまく全体が融合してまた新たな1ページを紡ぐ中継役として、田中美久さんが先輩チームのセンターに起用されたのでしょうね。
一方、後輩チーム(みずほ組)のセンターには運上弘菜さんが起用されていますが、これは、単純に前作『3-2』のセンターを務めたことでもわかるように、次期HKT48のエース候補の一人として起用されたところが大きいと思われます。
絶対的存在の指原莉乃さんがグループを抜け、そして選抜常連の宮脇咲良さんや森保まどかさんなど、これまでHKT48の中心を担ったメンバー立ちも卒業し世代交代が進むだけに、運上弘菜さんに若手代表としてグループの牽引を期待しているのでしょうね。
これまでのHKT48の歴史を築いてきた先輩メンバーと、これからのHKT48の歴史を築いていく後輩メンバーが、世代交代を進めながらシンクロしていく象徴の1枚。
そのように色々思考を張り巡らせながら『君とどこかへ行きたい』を聴いていくと、実に感慨深いものがあるように思える次第です。
『3-2』のセンターに運上弘菜が起用された理由
指原莉乃さんのグループ卒業後初となる、13thシングル『3-2』が2020年04月22日にリリース。
このシングルのセンターには4期生メンバーの運上弘菜さんが起用されていますが、その理由を探ると、彼女のキャラクター性が楽曲のイメージにマッチしていることがよく分かりますね。
というのも、運上さんの性格を調べてみると、どこか抜けたところが伺える天然系でありながらも、芯がしっかりしていて頼りがいがある一面やクールで格好いい一面もあり、センターにふさわしい存在とグループメンバーの間でも評判と判明。
確かに、PVなどから見た印象はクールで格好いい感じを受けましたし、それで天然チックなところがあるのなら、ギャップ萌えで魅了されるファンも続出しておかしくないでしょうね。
センターとしてファンを魅了する素養を持ったメンバーなら、新エースとして期待されセンター起用も十分納得できます。
かつてのHKT48はどちらかというと元気さがウリだったように感じましたが、これからのHKT48はクールで孤高なところも感じさせてくれる…
そういった違った一面を押し出すには、最適なメンバーなので、今後、運上弘菜さんをセンターに据えて、新しいHKT48の魅力をファンに届けてほしいですね。
『意思』のセンターに指原莉乃を起用した理由
2018年05月02日、指原莉乃さんがグループを卒業する前のラストシングルとして『意思』という楽曲がリリースされ、センターにも起用されました。
指原さんをセンターに起用した理由は、ズバリ、これが彼女にとってのラストシングルだったからだと思われます。
誰もが御存知の通り、これまでのHKT48を牽引してきた中心メンバーの一人ですから、グループ卒業を記念してラストシングルのセンターに据えることは何らおかしくないことです。
最後に華を持たせるためという理由と、もう一つ、これからのHKT48メンバーにバトンを渡すために、彼女にとってのラストシングル『意思』のセンターに起用したのだとしたら、全て合点がいきますよね。
劇場支配人の一人としても活躍し、アイドルグループのプロデュースもしている指原莉乃さん。
彼女が心からバトンを後輩に渡してよかったと思えるように、今後、HKT48がさらなる魅力を引き出し、多くのファンに愛されるアイドルグループへ進化してほしいですね。
HKT48のセンターに起用されたメンバーの人気・認知度
HKT48のファンにとっては、誰一人欠かすことのない魅力あふれるメンバーであることに違いありません。
しかし、それと人気・認知度の高さは別問題で、全国区としては指原莉乃さんや田中美久さんの人気・知名度は高く、4期生の運上弘菜さんと比較すればその差は歴然。
ただ、それは運上さんの実力不足という話ではなく、単純に、何度も選抜総選挙に出馬し選抜入りも果たしているからに過ぎず、AKB48のシングルも歌い全国区の音楽番組に出演しているのであれば、人気・知名度が上がるのは当然ですよね。
一方、運上弘菜さんはまさにこれからの逸材であり、未来のエース候補のひとりなので、まずは、指原莉乃さんから受け継いだバトンをしっかり握りしめ、これからのHKT48を牽引していく実力を身に着けていってほしいと願っています。
そして、ソロとしても大きく成長し、魅力あふれるHKT48の絶対的エースとして様々なシーンで活躍する姿を見せてほしいですね。
2021HKT48のセンター誰のまとめ
今回は、2021年のHKT48センターを、直近発売シングル3作のセンターに起用されたメンバーや起用理由を踏まえつつ考察していきました。
これまでのHKT48のセンターは、AKB48選抜総選挙でも上位にランクインしておかしくない実績・人気・認知度の高いメンバーが起用されてきました。
特に『意思』で起用された指原莉乃さんは、ラストシングルということもあって、その典型例でしたが、これからのセンターは若くてフレッシュなメンバーが起用される模様。
その一人が、運上弘菜さんであり、今後彼女をセンターに据えながらHKT48のシングルがリリースされていくと思いますので、新た彼女たちの活躍を楽しみにしている次第です。