2015年にお披露目され、2016年にメジャーデビューを果たした欅坂46。4年で多くのファンを獲得するアイドルグループに成長しました。
しかし、この間に複数のメンバーの卒業や文春砲などが起こり、勢いがあった2016年や2017年から見ると、モヤモヤすることも多かったかもしれません。
先達に学ぶ、これが日本での古くからの教えですが、こんな時は坂道グループの先輩乃木坂46から、どんな試練がありそうか検証するのがいいでしょう。
今回は乃木坂46の歴史を振り返りつつ、欅坂46に起こりそうな試練などを予測していきます。
2期生を抜擢した乃木坂から欅坂46が学ぶこと

乃木坂46が活動を始めて2年、2013年に2期生の堀未央奈ちゃんが「バレッタ」で当時研究生でありながらセンターに抜擢されました。
堀未央奈ちゃんが乃木坂46に加入して間もない時期での抜擢、これにはファン以上にメンバーが衝撃を受け、堀未央奈ちゃんの抜擢を受け入れたくないような雰囲気に包まれます。
メンバーが受け入れたくないものは当然ファンだって受け入れたくはないもので、堀未央奈ちゃんへの反応は芳しいものではありませんでした。
この「バレッタ」、2013年の武道館公演でなんと3回も行い、「バレッタ3回事件」とファンの間で称されることになります。
誰も堀未央奈ちゃんを受け入れていない中、ゴリ押しのようにバレッタを推し続ける乃木坂46の運営。結果的にこれが失敗に終わり、この時期のことはあまり語られません。
欅坂46が経験するかもしれない試練
2期生の扱いをどうするか、欅坂46のファンが一番気にする部分であり、1期生を推すファン、メンバーがハラハラドキドキするところです。
加入してから活動を始めた時期もあまり変わらず、可能性は低いにしても、もし平手友梨奈ちゃんを差し置いて2期生がセンターになればとんでもない騒ぎになるでしょう。
抜擢された堀未央奈ちゃんも、しばらくして選抜すら外される経験をするなど、突然の抜擢は失敗しやすいことを示唆します。
2期生を抜擢するにしても、最初は3列目、せいぜい2列目ぐらいから起用してあげて、温かく見守ってあげられる状況がベスト。
特に欅坂46の1期生は全員選抜しか経験しておらず、選抜落ちを4年やって経験するのは非常に厳しく、そのあたりの配慮をしながら2期生を抜擢してほしいものです。
初期の有力メンが卒業していく乃木坂から欅坂46が学ぶこと
乃木坂46では2016年から初期の有力メンがどんどん卒業していき、特に2018年は1期生が大量に卒業するなど明らかに転換期を迎えています。
この間、紅白歌合戦の初出場や姉妹グループの誕生、初主演ドラマなど色々なことがあり、活動はかなり充実し、一定の成果を出していました。
やり切ったと感じ始める1期生が出てきてもおかしくなく、活動開始5年を過ぎてからは次の夢に向かって再スタートを切ろうとするメンバーが。
1期生からは市來玲奈さん、斎藤ちはるさんがそれぞれキー局のアナウンサーになるなど、新たな道で輝く元メンバーを見ることができます。
欅坂46が経験するかもしれない試練
先日、日向坂46では柿崎芽実ちゃんが卒業発表をするなど、日向坂からも卒業者が出てきて、ファンは悲しみに包まれています。
ただ、新たな道で新たな魅力を提供する元メンバーが乃木坂46には多く、卒業こそ悲しいものの、新たなスタートはそこまで悪くはないと思う人も出てきています。
欅坂46は2018年に主力メンバーが卒業し始めていますが、どちらかといえば体調不良をきっかけに卒業したケースが目立ち、やり切って卒業というケースはまだ少ない状態。
悲しくはあるけれど、見るからにやり切って卒業したというメンバーを明るく送り出すことが、今の欅坂46や日向坂46には必要なのかもしれません。
レコード大賞を獲得する乃木坂から欅坂46が学ぶこと
2017年、乃木坂46は「インフルエンサー」で日本レコード大賞を獲得し、涙を流して喜ぶ乃木坂46メンバーを見ることになります。
この前年にはシングルCDが初めてミリオンヒットになるなど乃木坂46が充実期を迎え、その集大成がレコード大賞の獲得です。
ちなみに2018年もシンクロニシティでレコード大賞を獲得しており、2年連続。ますます楽曲への期待が高まると同時に世間の目は厳しくなります。
特にこの年はDA PUMPのU.S.Aがヒットし、誰もがそのメロディを知っていたこともあり、2年連続の大賞獲得に疑問の声がネット上で噴出します。
こんな曲は知らないという評価を受けやすくなったことや握手会などによりミリオンヒットの価値すら疑われ、魅力ある楽曲かどうか、そのあたりが厳しく問われます。
欅坂46が経験するかもしれない試練
レコード大賞に最も近い欅坂46、2019年に獲得してもおかしくない状況ですが、獲得をすれば世間の目は少しずつ厳しくなっていきます。
現状、欅坂46は平手友梨奈ちゃんばかり前面に出るような形になっており、MVの扱いは段々と露骨なまでに差が出ています。
獲得してからが勝負、そんな感じですが、世間にウケるものを作るか、それとも先鋭化したものを作るのか、そこが問題になりそうです。
文春砲が炸裂し続けた乃木坂から欅坂46が学ぶこと

2014年に松村沙友里ちゃんが不倫騒動を起こし、これに起因し、週刊文春で乃木坂46メンバーのスキャンダルが立て続けに報道されるようになります。
すぐに卒業するケースこそ少ないものの、活動範囲が急激に狭まったり、ライブでも何も話せなかったり、周囲にも悪影響を及ぼします。
センターが狙い撃ちにされることも目立ち、西野七瀬ちゃんは執拗に追われ、その結果、別のメンバーのスキャンダル報道につながったことも。
知名度が上がり、スキャンダル報道の価値が出始める時期を迎えてから乃木坂46は、その中心に引きずり出されることになりました。
欅坂46が経験するかもしれない試練
2018年に志田愛佳ちゃんが週刊文春に報道される他、今泉佑唯ちゃんを一部のメンバーがいじめたという報道がなされるようになっています。
知名度が出てきて、それぞれのメンバーが活躍し始めた今が、スキャンダル報道が出やすい時期と言えそうです。
1つのスキャンダル報道が周囲に悪影響を与え、活動のしにくさを与えることは乃木坂だけでなく、AKBやNGTを見ても明らか。
西野七瀬ちゃんは必死に尾行を巻く技術を身に着けたそうですが、欅坂46のメンバーもその技術を身に着けた方がいいかもしれません。
まとめ

乃木坂が経験した歴史は必ず欅坂、日向坂も経験することになり、そこで何が起きたかを学ぶことも応援していく上では大事なことと言えます。
歴史は繰り返すと言われ、事前に知っておけば心持ちはだいぶ違いますし、余裕をもって応援することができるので、知っておいては損はありません。
ファンはとにかく応援することしかできませんが、色々知った上で覚悟を決めて応援する、それができれば、周りに惑わされることもないでしょう。